40代前後になると、おでこやほうれい線のしわが気になってきますが、食事や会話で普段からよく動かしている部位はしわができやすいからです。口元やおでこなど顔にしわができると一気に老けて見え、今までのファッションも何だかしっくりきません。しわは老化だから仕方ないとあきらめてしまう前に「やらなきゃ損!」と思える効果的なケアをお教えします。できそうなケアを見つけて始めてみましょう!
顔にしわができる原因と対策
皮膚には表皮と真皮があり、それぞれの層によってしわができる原因や種類は異なり、対策も違います。
乾燥
皮膚の水分が失われると表面が硬くなって、小じわがたくさんできます。広範囲に細かいしわができていれば「ちりめんじわ」とも呼びます。おでこや目元、頬や口元の皮膚は薄くて乾燥しやすく、ちりめんじわができやすい部位です。10代20代の若い年代でも肌が乾燥していればしわができやすく、保湿などのスキンケアで解消できます。
紫外線
紫外線は肌を老化させる主な原因ですが、とくにUVA波は真皮のコラーゲンやエラスチンを傷め、ターンオーバーも低下させます。UVケアをせずに長時間にわたってアウトドア活動をしている方は、ダメージの蓄積から早くしわができます。UVケアをおこなって日々のダメージを減らせていれば、しわも出にくいです。
表情
驚いたときや笑ったときなど表情をつくるときには、皮膚の下にある表情筋を動かします。目を大きく見開いたときはおでこ、笑顔のときはほうれい線に一時的にしわが出ますが、食事や会話でも動かす口元は皮膚が折りたたまれる機会も多く、真皮層が元に戻らなくなって「表情じわ」ができます。表情のクセを見つけてしわができないように注意しましょう。
ただ表情を自分でコントロールするのは、大変難しいのでボトックス注射等での美容治療に頼った方が現実的です。
弾力成分の減少
40代を過ぎると加齢やホルモンバランスの乱れが起こり、真皮のコラーゲンやエラスチンを生成する働きが弱くなります。肌全体の弾力成分が減少するとたるみが生じ、ほうれい線など口元の「たるみじわ」が目立つようになるのです。また、紫外線によるダメージが長期化すると、真皮にある線維芽細胞の働きが低下して肌にハリがなくなり小じわが生じます。
自宅でできるしわ対策のポイント
近頃は、しわ改善ができる薬用クリームが登場し、化粧品によるしわ対策ができるようになってきました。しかし、しわ改善クリームは乾燥小じわに対しては効果が期待できますが、表情じわやたるみじわを改善できるものではありません。しわの種類や原因に適したケアが改善へのカギです。
使い方
しわクリームやエイジングケア美容液には高価なアイテムが多く、少しでも長もちさせようと少量で使いたくなるかもしれません。しかし、使用量が少ないと十分な効果が期待できないため、アイテムごとに記載されている使用方法や量などは守りましょう。
摩擦を減らすこと
摩擦も肌にとっては大きなダメージです。しわ対策としてマッサージをする方がいますが、かえって肌にダメージを与えてしまい、しわをつくるリスクがあります。スキンケアやマッサージの際は、肌をこすって傷つけないように優しくしましょう。
おでこと口元にできるしわの特徴
顔でも部位によってしわの種類や原因が異なります。おでこや口元は、表情を動かすことで何度も同じところにしわが寄る部位です。
おでこのしわの特徴
おでこは皮脂が多く乾燥しにくいと思われがちですが、空気の乾燥や紫外線にさらされやすい部位です。肌の水分が減少すると浅く細かいしわがたくさんできます。また、洗顔やUVケアで肌をこすってしまうと皮膚の柔軟性がなくなって表面が硬くなってしまいます。
肌がしっかりと潤った状態であれば、しわができてもすぐに戻りますが、うるおいが少なく皮膚が硬いと、おでこを上げる表情でしわが残りやすくなります。そのまま溝が深くなって、表情じわへと進行していくことがあります。
口元のしわの特徴
口の周りは皮脂の分泌量が少ないため、乾燥による小じわやちりめんじわができやすい部位です。初期は乾燥小じわでも、加齢によって真皮層の弾力成分が減少すると浅いしわが深くなっていきます。また、ほほのたるみが進行するとほうれい線やマリオネットラインが目立つようにもなります。たるみじわはスキンケアをしてもうまく改善できません。
ほうれい線などしわが片側だけに出る方は、骨格の歪みや片側の筋肉だけを使うなど動きのクセが原因となっている場合があります。
おでこや口元のしわを改善する注入・注射施術
日々のセルフケアはお手軽ですが、長期的なアプローチが必要でしっかりとした効果を感じることは少ないです。そこで、しわに効果的なケアとして代表的な注入・注射施術を紹介します。浅いしわから深いしわまで治療でき、しわ予防ができる施術もあります。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は代表的なしわ治療で、深いしわの溝を埋めて目立たなくさせる施術です。皮膚の深い層に注入するヒアルロン酸は弾性があり、注入したままの形をキープしてしわの溝にとどまることができ、ほうれい線や表情じわなどを改善します。また、浅い層に注入するヒアルロン酸は水っぽく、皮膚をうるおわせて乾燥小じわを改善・予防します。
ベビーコラーゲン注入
肌にハリや弾力を与えるⅠ型コラーゲンと肌の再生を促すⅢ型コラーゲンを配合したヒト由来のコラーゲン製剤を注入する施術です。加齢によってハリが失われてきた肌にうるおいを与え、おでこや口元のしわを改善します。また、ほほや目の周りにはハリや弾力が出て、たるみじわを防ぎます。
スネコス注射
スネコス注射は、非架橋結合ヒアルロン酸と6種類ものアミノ酸を特殊な配合で合成したエイジングケア製剤です。真皮のコラーゲンやエラスチンを増生させ、肌にうるおいを与えて弾力やハリ・ツヤをもたらします。おでこの小じわや口元のたるみじわ、さらには目元のしわの改善にも効果的です。
リジュラン注射
肌の再生力をサポートする有効成分「ポリヌクレオチド」を高濃度で注射することで、肌が受けたダメージを修復してしわ改善などのリジュビネーションをはかる治療方法です。皮膚の薄いおでこや口元、目の周りの小じわにも注入でき、肌にボリュームを出して引き締めます。
ボトックス注射
おでこの横じわや笑ったときのほうれい線の目立ちなどには、ボトックス注射が有効です。ボトックスは筋肉の緊張を緩める作用があり、注入した部位の筋肉の緊張を緩める作用があり、表情のクセで固まった筋肉を解きほぐします。
しわ対策はいつから始める?
しわが悪化すると、美容医療の技術をもってしても元のキレイな状態に戻すことはできません。しわが気になり始めた30代、40代の方は進行する前にケアを始めるべきです。
まだしわが出てない若い世代の方も早めにケアを始めることで、ケアをしていない肌よりもしわができにくく若々しさをキープできます。おでこやほうれい線のしわができる前に、日頃から乾燥を防ぐ保湿ケアや紫外線を防ぐUVケアを徹底し、しわが深くなる前に美容クリニックへ相談しましょう。
効果的で適切なケアがしわ改善への近道!
表参道Bjクリニック美容外科・美容皮膚科では、おでこのしわや口元のしわひとつひとつを丁寧にチェックし、効果的な注入施術をご提案いたします。早くしわが改善されることでお悩みから早く解放され、気持ちよく過ごしていただけるからです。
当院ではしわの症状や肌質、ライフスタイル、ご予算などからご希望に沿った治療が選択できます。治療のメリット・デメリット、日々のしわ対策についても丁寧にご説明いたします。おでこや口元のしわが気になっている方は、無料カウンセリングへお越しください。