エラボトックス
小顔になれると人気のエラボトックスですが「効果がない」という噂を耳にしたこともあるかもしれません。できれば少ない回数で最大限の効果が欲しいと思っている方に、エラボトックスをしても効果がない理由や、施術後に後悔しないように知っておくべきポイントを紹介します。
エラが張っている状態とは
エラ張りの明確な基準はありませんが、耳のつけ根からあごにかけてのフェイスラインが垂直もしくは横に広がっているために顔の形が野球のホームベースのように見える状態です。エラのない人と比べて、頬からあごの面積が広くなり顔のサイズが大きく見えます。
また、エラが張っていると「ショートカットだとエラが目立ってしまう」「写真だと顔がのっぺり見える」というお悩みも多いです。楽しみなはずのイメージチェンジや写真撮影もエラが張っているせいで憂鬱になってしまいます。
エラ張りの原因
エラが張る原因は、生まれつきの「骨格タイプ」と生活習慣から生じる「筋肉タイプ」の2種類です。
骨格は遺伝的な要素が強く、下あごの骨が横に広く張り出す形がフェイスラインに影響しています。エラが張っている人は、両親のどちらかがエラが目立つ輪郭をしているはずです。骨格によるエラ張りは、リンパマッサージなどでは改善しません。骨切りといった外科的な美容整形手術が効果的です。
エラ張りに関係する筋肉は咬筋(こうきん)と呼ばれ、下あごを動かすときに使います、硬い食べ物を食べるときや歯ぎしりなど、力を入れて噛むことで咬筋が発達して大きくなります。筋肉は使わなければ小さくなりますが、咬筋は食事や会話など普段の生活で何気なく使っていて意識しても小さくするのは難しく、エラボトックスがおすすめです。
エラボトックスの小顔治療とは
ボツリヌス毒素製剤を過剰に発達した咬筋(エラ)に注射し、張り出したエラを小さくする美容整形です。手術と違って注射だけの簡単な治療で、施術時間が短くダウンタイムもほとんどない手軽さで人気があります。
エラボトックスの効果
ボトックスはA型ボツリヌス毒素からできている薬剤で、筋肉の動きを抑える作用があります。咬筋に注入すると必要以上の動きを減らして、筋肉が減ることでエラを小さくしていきます。左右差があるエラにはボトックスの量を調整して左右対称に整えることも可能です。
エラの張りが小さくなると角ばったフェイスラインがなだらかな卵型へと変化します。顔の下半分の面積が減って、顔がコンパクトにまとまりバランスも整います。
筋肉に力を入れにくくなるボトックスの作用で歯を食いしばれなくなり、今まで無意識にしていたクセを改善できる可能性が高まります。歯ぎしりなどによって起こる頭痛や歯のすり減りも予防できます。
エラボトックス注射は、このような方に向いています。
・メスで切らない方法で小顔になりたい
・輪郭がホームベース型
・エラ張りで写真うつりがよくない
・歯ぎしりや歯を食いしばるクセがある
・硬いものを食べる習慣がある
・左右で違うエラをそろえたい
エラボトックスの小顔効果はいつから?
エラボトックスを注入して効果が実感できるようになるのは1週間程度経過してからです。施術直後には変化はありませんが、1ヶ月もすればフェイスラインの違いは一目瞭然です。1回だけの施術でもエラの張り出しがなくなり小顔効果を実感できますが、ボトックスの効果は永久的ではありません。
ボトックスの効果持続期間は3~6ヶ月程度で、注入するボトックスの種類や量によって差がでます。効果がきれる前の定期的な注入を続けることで小顔のままでいられます。ボトックスの中でも「ボトックスビスタ」は料金が高めですが、効果が長持ちするため通院回数と費用を抑えることが可能です。
エラボトックスで効果がないと感じる人
エラボトックスをしたのに効果が感じられない人や期待した変化がなかった人には特徴があります。「失敗されたのかな」と心配になるかもしれませんが、効果がしっかり出ない人の理由を知って、自分に合った小顔になる方法を見つけましょう。
エラ張りの原因が骨格の人
エラボトックスは筋肉にアプローチして小顔を叶える施術です。咬筋が原因のエラ張りには有効ですが、骨格が原因のエラ張りに施術をしても思ったような効果は見られないでしょう。骨格のエラ張りには、骨を削って物理的に小さくする手術が適していますが、かなり大がかりで費用も高額です。
注射直後に変化すると思っている
エラボトックスには即効性がなく、すぐに期待している結果がでるわけではありません。ボトックスを注入してから3~7日程度で咬筋の動きが弱くなり、1ヶ月程度で筋肉の収縮し始め、1ヶ月過ぎたあたりから小顔効果が安定します。施術当日や数日のうちに目に見えた変化を希望する方には向きません。
ボトックスの注入量が少ない
エラボトックスは筋肉の量に合わせて注入する量を決めますが、患者さんによって筋肉量は異なります。過剰に注入するとあごを動かしづらくなる可能性がありますが、少ないと効果を感じにくくなってしまいます。注入量を減らして費用を安くするのはおすすめできません。クリニック選びでは、仕上がりに直結する医師の技術力や経験値は重要です。
エラボトックス後の注意
側頭筋が強くエラボトックスで歯ぎしりが治らない方は、側頭筋ボトックスを追加することもございます。ボトックスを狙った場所にとどめておくために、注射した部位へのマッサージは避けていただきます。
エラボトックスのリスク、副作用
注射針を刺すことで内出血を生じる可能性があります。また、ボトックスの筋弛緩作用によって、一時的に硬い食べ物を噛みにくくなったり、あごを使うとだるく感じることもあります。また、頭痛は筋肉のパワーバランスが崩れたときに起こりますが、自然に治る副作用のひとつです。
40代以上の方がエラボトックスを大量に打つと、咬筋がやせすぎて皮膚のたるみや頬のこけが生じて老けた印象になってしまうことがあります。適切な間隔で適量を注入すればリスクを減らすことができます。
エラボトックスのよくある質問
Q1.エラボトックスで小顔治療するデメリットはありますか?
A.ボトックスは10分程度の簡単な施術時間ですが、フェイスラインの違いが見てとれる治療です。デメリットといえば、効果を感じるまでに1週間程度かかることと、定期的な注入げ必要なことでしょう。しかし、費用がかさむからと値段が安いエラボトックスを選ぶと、期待した効果が得られなかったり効果が長持ちしなかったりします。
Q2.エラが張っているか自分でチェックする方法はありますか?
A.エラ張りの見分け方は、鏡でエラをみながら奥歯をかみしめることです。原因が骨格の場合は変化はありませんが、エラの部分が動くと咬筋が原因です。骨格の場合はボトックスをしても効果が見込めないため、自分では判断ができない場合にはぜひ美容クリニックで相談してみましょう。
Q3.エラボトックス1回でも小顔になれますか?打ち続けるとどうなりますか?
A.1回でもフェイスラインがスッキリして小顔を実感できますが、ボトックスは定期的に繰り返して効果を持続させる治療です。途中でやめてしまうと、ボトックスの効果が切れて元の状態へと戻ってしまいます。打ち続けると老ける」と聞いたことがあるかもしれませんが、医師の技術が未熟なだけです。ボトックスの経験豊富な医師に施術を依頼しましょう。
エラボトックスのまとめ
咬筋が発達してエラが目立っているなら、切らないでエラ張りを改善できるエラボトックスがおすすめです。小顔治療というと美容整形手術のイメージがあるかもしれませんが、エラボトックスなら注射ひとつで小顔になれ、食いしばりなども改善できます。信頼できる腕利きの医師をみつけておくと安心して通い続けられます。
表参道Bjクリニック美容外科・美容皮膚科では、専門の知識をもった医師が精巧な技術でエラボトックス注射を行います。また、アラガン社のボトックスビスタは長持ちするため、半年に1度の間隔でもご満足いただけることが多いです。エラボトックスの小顔治療について詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。