目元はアイラインやマスカラなどでしっかりメイクすることが多く、ケアも念入りにされている部位ですが、顔の下半分から首にかけてはケアを怠りがちです。
しかし、頬やフェイスラインがたるみ、首のしわができると、若くても老けて見られてしまいます。
広頚筋ボトックスで頬から首にかけての広い範囲を引き締め、凛とした美しさを味方につけましょう。
広頚筋ボトックスとは
ボトックス注射は、筋肉にボトックスを注入して筋肉の緊張(収縮する動き)を和らげる効果があり、一般的には表情じわやエラ張りを改善する治療方法として有名です。
広頚筋(こうけいきん)ボトックスはフェイスラインから首にかけて広がっている広頚筋やその上層にある皮膚へボトックスを注射する施術です。
口を思い切り横に広げたときに、首にグッと力が入る筋肉が広頚筋で、ここにボトックスを注射して顔の筋肉を下に引っ張る力を和らげます。
引っ張る力が低下すると顔全体が上へと引き上がり、下がっていた頬の位置が高くなって口元やフェイスラインのたるみも改善します。
注射ひとつでフェイスラインが自然と引きしまり、首の横じわや縦じわも同時に解消できる簡単な施術です。
皮膚を切らなくてもしっかりリフトアップでき、若く健康的な肌をさりげなく印象づけられます。
首のたるみが気になり始める50代や、頬がたるんでこけてきたと感じる30代後半から40代の方にも人気があります。
広頚筋ボトックスは、このような方に向いています。
・頬やフェイラインのたるみが気になっている
・首にたるみがあり、横じわができる
・首の縦じわで老けて見える
・皮膚を切らないでリフトアップしたい
・自然な感じに仕上げたい
・小顔になりたい
・輪郭をシャープに整えたい
※ボトックスは妊婦や胎児などへの安全性が十分に確認できていないため、妊娠中(可能性を含む)の方や授乳中の方には治療を行なっておりません。また特定の疾患を治療中の方は施術ができないことがあります。
広頚筋ボトックスのメリット
広頚筋ボトックスはリフトアップなどエイジングケアが目的で施術されがちですが、メリットがたくさんあります。
広範囲のタイトニングで小顔効果も
ボトックスで顔のたるみをリフトアップすると、フェイスラインや首でもたついている皮膚が全体的にスッキリと引きあがり、同時に輪郭がひとまわり小さくなって首のタイトニングもできます。
そのため、肌の衰えを感じ始める40代以降の方に限らず、小顔になりたい幅広い年代からも人気があります。
リフトアップ施術の多くが首のタイトニングやしわ改善までは同時にできない中で、1回の施術で広範囲に効果があらわれるのでお財布にも優しいです。
ダウンタイムが少ない
皮膚を切らないで、極細の針を複数回刺すだけの施術です。針を刺すときやボトックスを注入するときに多少の痛みは生じますが、痛みや傷跡が残ることはほとんどありません。
施術時間も10~20分程度と短く、施術後でもメイクが可能です。日常生活で制限しなければならないこともないので気軽に受けられます。
ほかの美容施術との組み合わせ治療ができる
広頚筋ボトックスは、ほかの部位へのボトックス注射やハイフなどほかの治療との併用が可能です。相乗効果によって、単体治療よりも高い効果が得られることも期待できます。
カウンセリングでしっかりとお悩みを伝えられれば、より適した治療方法や組み合わせ治療を提案してもらえるでしょう。
広頚筋ボトックスのデメリット
広頚筋ボトックスを注入することで生じるデメリットもいくつかあります。
定期的な通院
広頚筋ボトックスのリフトアップ効果は永久に続くことはなく、たいていは3~6ヶ月程度が効果の持続期間です。頻回な通院は必要ありませんが、効果が続いている3~6ヶ月の間に再度注射しなければ元の状態に戻ってしまいます。
2回目以降はボトックスの効果が高まり、効果の持続期間も少し延びるため通院回数は減るはずですが、定期的な通院は必要です。
思った効果が得られないことがある
ボトックスを広頚筋に注入することで頬のたるみや首のしわなどを改善できますが、もし表情じわも改善したいと考えているなら効果は感じにくいでしょう。
広頚筋は表情じわとはあまり関係がなく、しわをつくる筋肉に直接ボトックスを注射する必要があります。
ほうれい線のお悩みに関しても、広頚筋ボトックスよりも別の治療の方が適していることがあり、医師と相談をしながら選択するのがおすすめです。
副作用や失敗のリスクはある
ボトックス注射は安全性の高い製剤ですが、過剰に投与した場合や注入する部位や深さを誤ると不自然な仕上がりや失敗につながる可能性があります。
もちろんボトックス施術の経験がしっかりある医師であれば、リスクを気にする必要はほとんどありません。もし「施術に失敗した」と思っても、半年も過ぎれば薬の作用が減って元の状態へと戻っていきます。
広頚筋ボトックス後の注意
ボトックスを注入した直後は、肌の表面がボコボコして見えますが、次第に吸収されてなくなります。触ったり揉んだりすると薬剤が正しい位置で吸収されなくなるため、できるだけ触らないように過ごしましょう。
広頚筋ボトックスのリスク、副作用
注射針は専用でかなり細いタイプですが、複数箇所に刺すことで出血や内出血を生じることがあります。また、多少の腫れや赤みが発生することもありますが、メイクで隠せる程度です。
ほかにも、首の筋肉の動きを抑えることで、周囲の筋肉がバランスを取って肩こりのような症状があらわれる場合があります。基本的には、どれも時間の経過とともに自然に軽快していきます。
広頚筋ボトックスの施術の流れ
①カウンセリング
医師がお顔のたるみ具合やお悩みについて聞き取り、施術について詳しい方法をご説明いたします。
②麻酔
麻酔なしでも施術できますが、チクチクと痛みを感じることがあります。広頚筋は範囲が広いため、始めての施術で不安な方や痛みが苦手な方は、ご希望頂き麻酔クリームをしてから施術をいたしますが、麻酔が効くまでの待ち時間が必要です。
③施術
針を刺す位置が等間隔になるようにボトックスを注入していきます。
④施術後
施術直後でも注射した部位を避けていただければメイクができます。しばらくはマッサージなどの刺激を加えないように過ごしていただきます。
広頚筋ボトックスのよくある質問
Q1.広頚筋ボトックスにはどんな効果がありますか?
A.広頚筋ボトックスにはさまざまな効果がありますが、主に顔の下半分と首のリフトアップに効果的です。お顔がリフトアップされることによって、フェイスラインから首にかけて生じているたるみやしわを改善してくれ若々しさを保てます。また、あご周りの輪郭がスッキリして小顔効果もあります。
Q2.広頚筋ボトックスの効果はいつから現れてどのくらい持ちますか?
A.ボトックスを注射して数日で筋肉の緊張がほぐれて頬がリフトアップしているのを感じるようになり、数週間かけて首のしわも徐々に目立たなくなっていきます。4~6ヶ月程度は薬の効果が続き、定期的なメンテナンスで自然なリフトアップを維持します。
広頚筋ボトックスのまとめ
広頚筋ボトックス注射は、手軽に受けられる施術でありながら効果的にお顔のリフトアップができます。皮膚を切らずに頬のたるみや首のしわを改善しつつ、輪郭矯正を受けたようなシャープなフェイスラインを味わっていただけるはずです。
表参道Bjクリニック美容外科・美容皮膚科の広頚筋ボトックスは、お悩みの症状に合わせて注射する範囲や深さを医師が調節いたします。頬のたるみをリフトアップすると共にあご周りがシャープになり首のしわも目立たなくなって自身が持てます。どの角度から見られてもいいと思える洗練された美しさをぜひご体感ください。