人中短縮ボトックス注射
以前より鼻の下が伸びて、老けて見えるようになったら人中短縮ボトックス注射です。整形手術でお顔に傷をつくらなくても、ボトックス注射だけで若くて可愛らしい印象になれます。
人中とは?長さによる印象の違い
人中(じんちゅう)とは、鼻の下から上唇にある溝の部分です。あまり意識したことがないかもしれませんが、人中が長いと顔が面長で大きく見え、どことなく締まりのないお顔つきになります。
お顔は成長するにしたがって縦長になるため、ボトックスを人中に注入して鼻と上唇の長さを短くすると、大人の顔立ちをそのまま残して幼さのある可愛らしい印象へと近づけます。
人中が伸びる原因
人中が生まれつき長い方もいらっしゃいますが、加齢によって唇のボリュームが減ると、鼻下の皮膚が重力に負けてたるみ、人中が伸びてしまいます。また、口の周りには口輪筋(こうりんきん)という筋肉があり、口輪筋が過度に緊張すると唇が内側に引き込まれて厚みがなくなり、人中が長く見えます。
人中短縮ボトックス注射とは
人中短縮ボトックス注射は、口輪筋にボトックスを注射して筋肉の緊張を緩めることで、上唇を全体的に引きあげて人中を短くする施術です。
人中を短くする方法にはメスで鼻の下の皮膚を切る美容整形手術もありますが、お顔に傷がついてしまいます。ボトックス注射なら、皮膚を切らないで鼻の下を短くでき、ダウンタイムもほとんどありません。
人中短縮ボトックス注射は、このような方に向いています。
・鼻下が長く、顔が大きく見える
・メスを使わず小顔になりたい
・厚みのある魅力的な唇にあこがれる
・どことなく老けて見られる
・人中短縮手術をする前に試してみたい
人中短縮ボトックス注射の効果
ボトックスは、A型ボツリヌス菌から抽出した毒素の有効成分によってつくられた製剤で、神経の伝達物質の分泌を抑えて筋肉の収縮を抑える作用があります。
人中にボトックスを注入すると、人中が短くなると同時にお顔全体のバランスを整えられ小顔効果にも期待できます。上唇が上向きにリフトアップし、ぷっくりと立体感のある上唇がつくれます。
注入後1~2週間程度で効果があらわれ始め、3ヶ月~半年ほど持続します。効果が続いている間に再びボトックスを注入すれば、さらに持続させることも可能です。
人中短縮に使用するボトックスの種類
当院では、人中短縮ボトックス注射を施術するにあたり、2種類のボトックス製剤からお選びいただけます。効果や持続時間はどちらを選んでもほとんど差がなく、安心感や予算などをもとに、継続して施術したいと思える方をご自身でお選びいただけます。
ボトックスビスタ
アラガン社のボトックスビスタは、日本で唯一しわの治療で効果と安全性が厚生労働省より承認されている薬剤です。高い効果と安全性により世界中で広く用いられていて、ボトックス治療の資格をもつ医師のみが使用できます。
人中短縮ボトックス注射のデメリット
ダウンタイムが短く、さまざまな美容効果が実感できる人中短縮ボトックスですが、効果に即効性はなく、一時的というデメリットがあります。
人中短縮ボトックスは美容整形とは異なり、ボトックスの作用でお顔を整えます。ボトックスの効果がしっかりと出てくるまでに1~2週間程度かかり、効果がきれると元の状態に戻ります。施術後は3ヶ月持続しますが、ずっと理想のバランスを維持するには定期的な施術が必要です。
人中短縮ボトックス注射のリスク・副作用
ボトックス注射をした部位に痛みや腫れ、内出血などが生じることがありますが、数日で軽快します。また、ボトックスの作用によって表情のこわばりや倦怠感などの副作用が起こるリスクもあります。何かしら薬を服用していると、ボトックスの作用を強めて副作用も生じやすくなるため、事前にお申し出いただくことでリスクを回避することが可能です。
妊娠中や授乳中の方は、万が一のことも考えてボトックスの注射は行っておりません。薬の作用が長期間に及ぶため、注射後は3ヶ月間避妊をしていただく必要があります。また、妊活中も施術は受けられません。
人中短縮ボトックス注射の施術の流れ
①カウンセリング
患者様のお悩みを伺い、お顔全体のバランスなどから適した治療方法をご提案し、詳しくご説明します。
②洗顔
ボトックスを注入する部位のメイクをキレイに洗い流していただき、冷却しておきます。
③施術
選んだボトックスを人中に複数ヶ所注入します。施術時間は10分程度ですが、痛みが不安な場合は、表面麻酔をしてから施術いたします。
④施術後
日常生活では特に制限はありませんので、施術直後からメイクが可能です。
人中ボトックス注射の施術後の注意
ダウンタイムがほとんどない施術なので、いつも通り過ごしていただいてかまいません。ただし、施術当日から数日間は激しい運動や飲酒などを控え、施術後24時間以内は注射部位を刺激する行為は避けていただきます。
人中短縮ボトックス注射のよくある質問
Q1.人中短縮ボトックス注射は痛いですか。
A.人中短縮ボトックス注射で痛みを感じることはほとんどありません。施術時間は10分程度で、上唇の上の辺りに4ヶ所注射します。痛みが心配な方は、麻酔を使って痛みを和らげることができますので、お気軽にお申し付けください。
Q2.人中短縮ボトックス注射の効果はどのくらい続きますか
A.ボトックスは注射して早ければ5日、遅くても2週間以内に効果があらわれます。ボトックスの持続期間は、個人差や注射部位によって異なります。人中に注射した場合の持続期間は3ヶ月程度ですが、定期的に施術を続けていくとボトックスの効果が長持ちします。そのため、効果がなくなってしまう前に施術を継続していただくのがおすすめです。
Q3.人中短縮ボトックス注射で失敗することはありますか。
A.はじめは、施術部位に違和感が生じたり、表情がこわばったりしますが、慣れてくるので心配はいりません。また、平均的な長さに合わせて人中を短くすると「失敗した」と感じやすいようです。お顔全体のバランスに合わせて長さを決めましょう。例え失敗しても、ボトックスは3~6ヶ月程度で元の状態に戻るため、慌てず待ちましょう。
人中短縮ボトックス注射を失敗させないポイント
近年では人中を短くする「人中短縮ボトックス」の人気が高まってきています。人中にはお顔が可愛らしく見える黄金比率があり、単に短くするだけでは、思ったような効果が得られない可能性があります。
人中短縮の場合「人中」と「下唇の上端から顎先」の長さが1:2になるバランスがとても大切です。この黄金比率とお顔全体のバランスを見ながら人中の長さを短くすると、全体が引き締まって見えるだけでなく幼さも取り戻せます。
人中を「何センチにするにする」か、「何センチ短くする」かということはそれほど重要ではありません。お顔全体とのバランスをみて、自分が納得できる長さにすることが大切です。
表参道Bjクリニック美容外科・美容皮膚科では、人中を短くした手術後のイメージを何度も医師と相談できます。美的センスの高い医師がエスコートしますので、自分に似合う人中の長さを見つけていきましょう。