鼻のヒアルロン酸注入
鼻へのヒアルロン酸注入を考えているなら、リスクについても知っておくべきでしょう。
正しい知識をもつことは自分自身を守ることにも繋がります。
鼻を高くするヒアルロン酸注入についても詳しく紹介します。
鼻のヒアルロン酸注入の特徴
鼻を高くするために皮膚や骨を切る美容整形手術は、高額なうえに整形したことがみんなにバレてしまうため、なかなか思いきれない人も多いでしょう。しかし、ヒアルロン酸注入なら施術時間が短く、皮膚を切らないのでダウンタイムも数日です。日常生活への制限はほとんどなく、周囲の人にもバレずに鼻筋を高く整えられます。
鼻のヒアルロン酸注入では、鼻根（びこん）という鼻の始まりや鼻筋にヒアルロン酸を注入する方法が一般的です。「鼻先にもヒアルロン酸を注入したい」という方もおられますが、鼻先への注入はリスクが高く、当院を含めて施術を行っていないクリニックは多いです。
鼻先のヒアルロン酸はなぜ危険？
鼻先は皮脂腺や毛細血管が詰まっていて、ヒアルロン酸注入でさまざまなリスクを起こしやすい部位です。技術のある医師が施術をしても、感染や血流障害を起こす可能性は少なからずあります。鼻先の整形は、ヒアルロン酸注入以外の施術にしましょう。
しこりのリスク
感染のリスク
皮脂は細菌にとって栄養源になるため、皮脂の分泌が多い鼻先は雑菌が繁殖しやすい環境です。ヒアルロン酸注入では、皮膚に針を刺したときの傷口から感染を起こすことがあります。感染を起こすと傷が治りにくく、炎症が悪化すると色素沈着や傷跡が残ってしまいかねません。抗生剤の投与やヒアルロン酸の溶解など、症状に合わせて治療をします。
血流障害のリスク
鼻先の血管は細く、注入したヒアルロン酸によって圧迫され、血流が滞ってしまうことがあります。また、ヒアルロン酸を誤って動脈へ注入すると血管が詰まって組織が壊死（えし）を起こしてしまうことがあります。鼻先につながる動脈が詰まると鼻先の変形、目につながる動脈が詰まると失明の可能性があり、かなりリスクが高いです。
ヒアルロン酸で鼻を整えるアプローチ
Bjクリニックでは、鼻根から鼻筋にヒアルロン酸注入をしています。日本人は目の間にある鼻根部が低い方が多く、鼻が全体的に低いつくりをしています。目と眉の中間からヒアルロン酸を入れて鼻筋が真っ直ぐになるようにすると、鼻全体に自然な高さが生まれて立体感のある鼻筋をつくることが可能です。
ヒアルロン酸は半年ほど経つと体に少しずつ吸収されて元の状態に戻っていきますが、追加注入で高さを維持できます。しかし、高さがなくなってきたからと安易な追加注入を続けると、鼻筋が太くなっていくことがあります。
鼻筋は先に行くほどヒアルロン酸が吸収されにくく、初回と同じように全体へ注入していると、必要以上にヒアルロン酸を入れすぎた部位の鼻筋が太くなるのです。再注入の際には、どの部分がどの程度減ったのかを確認して補充すればシャープな鼻筋を維持できます。
鼻のヒアルロン注入の効果
ヒアルロン酸は注入後すぐに鼻の高さを実感でき、好みの高さやバランスに仕上げることができます。鼻への注入量は0.5～1.0CC程度が一般的ですが、ヒアルロン酸の形成力やボリュ―ムにもよります。
鼻の高さを出すためには、硬いヒアルロン酸が適しています。柔らかいヒアルロン酸は早く鼻の組織となじんでしまうため、高さがキープできないばかりか吸収されるのも早いです。また、安いヒアルロン酸は粒子が大きく、注入した部分の肌がボコボコになり不自然にみえてしまいます。
当院が鼻に注入するヒアルロン酸は「クレヴィエル」や、ジュビダームビスタの「ボリュ―マXC」「ボラックスXC」です。クレヴィエルは高濃度のヒアルロン酸で、硬く形成力に優れていて、高さを出しつつシャープな鼻筋をつくるのが得意です。どちらのヒアルロン酸も良質で、肌の表面を滑らかに仕上げてくれます。
ヒアルロン酸注入から数日は腫れやむくみが続くことがありますが、正面から見た鼻の形はもちろん、横から見たEラインも意識したデザインで、どこから見ても立体感のある美しい鼻へと整えます。
鼻のヒアルロン酸注入は、こんな人に向いています。
・鼻が曲がっている方
・立体感のある鼻が欲しい方
・鼻筋を細くシャープにしたい方
・わし鼻を目立たなくしたい方
・鼻根が低く顔立ちが幼い方
・鼻の整形を試してみたい方
・切らないで鼻を高くしたい方
鼻のヒアルロン酸注入の流れ
①カウンセリング・肌診断
鼻に関するお悩みやご要望を伺いながら、骨格やお顔立ちから理想的な鼻の形や高さ、ほかのパーツとのバランスをみて注入方法をご提案します。ヒアルロン酸の特徴や具体的な注入方法についてもご説明をします。
②洗顔
施術部位のメイクを洗い落としていただきます。
③ヒアルロン酸注入
施術部位に必要量のヒアルロン酸を注入しつつ、鏡で仕上がりを確認していただきながら調整をして仕上げます。
④施術後のケア
施術当日は鼻に負担のかかる行為を避けていただきます。
鼻のヒアルロン酸注入後の注意
施術後からメイクができ、日常生活ではとくに制限はありません。ただし、施術当日は厚いお風呂に浸かったり、激しい運動は避けましょう。また、1週間程度はお顔のマッサージは避けていただきます。
個人差はありますが、鼻のヒアルロン酸注入では腫れはほとんど起こりません。内出血が生じても狭い範囲のことが多く、メイクで隠せる程度です。
鼻のヒアルロン酸注入のよくある質問
Q.鼻のヒアルロン酸のもちはどのくらいですか
A.鼻に入れたヒアルロン酸は時間をかけて徐々に吸収され、少しずつ元の形に戻っていきます。柔らかいヒアルロン酸であれば3ヶ月程度で吸収されてしまいますが、硬いヒアルロン酸や濃度の高いヒアルロン酸は1年程度まで持ちます。半年～1年以内に再注入をすれば高さを維持できます。
Q.鼻を高くするならヒアルロン酸とプロテーゼどちらがいいですか？
A.ヒアルロン酸はバレにくい自然な整形が得意で、気軽に受けやすい美容整形です。ただし、大きな変化を期待するならプロテーゼのほうが向いていますし、鼻先を変えたいならほかの施術もあります。実際には、骨格やお顔全体のバランスから適切な方法を導き出します。まずはカウンセリングでご相談ください。
Q.鼻のヒアルロン酸注射は痛いですか？
A.ヒアルロン注射はそれほど痛みが強くない施術です。ヒアルロン注射専用の極細針を用いるため、針跡も分からないくらいです。痛みというよりも皮膚が突っ張る感じが注入直後から数時間あるでしょう。痛みが苦手で不安が強い場合には、麻酔薬を使用することもできます。
鼻のヒアルロン酸注入のまとめ
鼻はお顔の中心部で少しの違いで見た目の印象が変わります。ヒアルロン酸注入なら短時間で、体への負担も少ない鼻整形ができます。しかし、鼻先へのヒアルロン酸は重篤なリスクが高く、ほかの整形方法がおすすめです。
表参道Bjクリニック美容外科・美容皮膚科で行っている鼻のヒアルロン酸注入は、おひとりお一人のお顔立ちやご要望を大切にし、ご満足いただくことを大切にしております。ヒアルロン酸注入の方法やメリット、リスクなどについて医師が丁寧に説明いたします。鼻の整形をしたい方も、どのような方法がいいのか迷っている方も、お気軽にご相談ください。
